ウエアハウスNo.2 & No.3 2016年春夏カタログ
1995年の創業以来20周年を迎えたウエアハウス。ブランドの「顔」ともいえるオーセンティックなジーンズのラインナップは、「シュリンクトゥフィット」というコンセプトのとおり、半世紀もの古い「G3織機」を使って織られた、いっさいの加工処理をしない生機(未防縮)のデニムからなるものである。
それらのラインナップとは対照的に、2016年より 新たなラインがプラスされることになった。先のウエアハウスが「シュリンクトゥフィット」に対して、デニムに「サンフォライズド」防縮加工を施し、未洗いのままデニムを楽しむ人、ミントコンディションの濃紺を楽しみたい人、さらには加工したデニムを求める人に間口を拡げたものである。それがウエアハウスの「No.2、No.3」である。
NONWASHでは糊のきいたままのデニムを、DSB(デッドストックブルー)では最も魅力的なデニムの光沢とディテールのアタリが共存しているコンディションを、さらにUSEDWASHでは完成したヘリテージデニムを楽しむという、デニムの褪色する過程を切り取って提案する。
またかつてアメリカのデニムメーカーが手掛けたように、No.2、No.3デニムにはカラードパッチを施し、No.3デニムの縫製糸はネイビーを使用するなど、土臭さを解消するようなアレンジが施されている部分にも注目したい。
シルエットはウエアハウスの定番である1001と、スリムモデルとして新定番となった900の2パターン。デニムジャケットは「Gジャン」の代名詞である「ファースト」モデルをステッチングと加工技術を駆使して展開している。