春の気持ちいいシーズンから少しずつ暑くなっていくこの時期は、何かと着こなしで迷ってしまうもの。そこでウエアハウスカンパニーのオーセンティックなラインナップの中から、夏まで使える逸品たちをピックアップ!
(1947model)
大戦時の物資統制が終わり、ジーンズが隆盛を極める’50年代へと向かうモデルを忠実に再現。淘汰されたディテールと復活するディテールがあり、無骨なワークウエアから洗練されたファッションウエアへと昇華するターニングポイントと位置付けられている年ともいわれている。膝下から真っ直ぐに落ちた王道のストレートシルエットが特徴で、腰まわりにもゆとりがあるため、クラシカルでワイドな佇まいを醸し出す。
二本針のミシンで縫製される飾りステッチは緩やかなカーブが特徴。イエロー綿糸を使っている
一本針のミシンにて細かいピッチで縫製しているステッチ。エッジに沿い丁寧に縫製された時代観も再現
巻き縫い部分は9/32インチ幅で縫製されるため、穿きこむことでヴィンテージと同様のアタリを生み出す
大戦モデル(DD-1004XX)と比べるとやや下に配置されたコインポケット。年代を追うごとに下がる
生地はウエアハウスカンパニーを代表する13.5オンスのバナーデニムを使用。穿きこんだ色落ちはサンプルの通り
オリジナルの鉄製ボタンは穿きこむ程に艶とサビが生じ、ヴィンテージらしい風合いが味わえるのだ
堅牢度の高い硫化染料を使ったセルビッジ付きのウエポンクロスを使ったチノ。生地は経緯糸にコーマ糸を使用しているため光沢感と深みのある色を持っているのが特徴となる。生地は酸化により硫化染料の堅牢度が落ちることで独特の褪色が生まれる。深い股上や太い腰まわりのヴィンテージに比べ、タイトにもルーズにもフィットする股上にリサイズしている名作パンツ。
職人の手仕上げで生み出されるバックポケット両玉縁はウエポンクロスのチノパンの最大の特徴といえる
バックポケット裏部分に使用されるセルビッジ部分。旧式の力織機で仕立てられた証ともいえるディテール
昔ながらの仕様をそのまま再現している木目が美しいナッツボタン。触るほどに光沢が増していくのが特徴
ナッツボタンを使ったフロントフライ。比翼部分も深く生地を残して贅沢に仕上げられているのがわかる
’40~’50年代のオーセンティックなワークシャツをモチーフにトリプルステッチの巻き幅や縫製糸の締め方までも再現。これからの時期のデイリーウエアとしても着られ、インナーとしても使える王道のアイテム。着丈や身幅など随所をアップデート。生地はインディゴロープ染色を施したもので洗いこむほど白に近い色に褪色していくのが特徴。
美しい襟型は極端にロングポイントではない’40年代らしいデザイン。使いやすい程良いサイズ感が◎
トリプルステッチの巻き縫いはインチ幅の設定のため生じるアタリも往年のヴィンテージ同様になる
ボタンは堅牢度の高いスタンダードタイプの四つ穴を採用。ワークシャツらしいアクセントを生み出す
セルビッジを使用した脇マチ。浅いカッティングの裾なので、パンツから出して着用してもバランスが良い
PRICE:13,000円+TAX SIZE:34,36,38,40,42
COLOR:サックス
PRICE:13,000円+TAX SIZE:34,36,38,40,42
COLOR:オフ
通称サードモデルと呼ばれる’60年代のデニムジャケットも登場。それまでのワークテイストを抑え、カジュアルなデザインへと大幅にモデルチェンジした一着で、現代でもデニムジャケットの完成形のひとつとして広く知られている。シルエットは先のモデルと比べると細くなり、モダンな雰囲気になっている。袖部分のシワの色落ち加減など、ヴィンテージでもお目に掛かれないエイジングが施される。
襟部分はアタリがでたリアルな色落ち。時代背景を考慮した紙パッチも程よくエイジングしている
前後のヨーク部分は共にタテ落ちしていることからも、生地を縦方向に使っているのがわかる
等間隔でボタンが配置されているのが特徴。時代背景に合わせて銅ボタンを採用している
ポケットフラップ裏はライトオンスデニムを採用。お馴染みのディテールも完全に再現