セカンドハンドは略して「セコハン」とも呼ばれ「中古」を意味し、衣料品の「セコハン」は古着のことを指します。ウエアハウスカンパニーの「セコハン」シリーズは、まさにアメリカで着こまれて古着のようになった風合いを再現したものです。1960年代のオーセンティックなテーパードジーンズをベースにしているので、股上はやや深めになっており、ボタンフライモデルは腰回りにゆとりがあり、裾にかけてゆるやかにテーパーが入るシルエット、ジッパーモデルはややテーパーの強いシルエットになります。ヴィンテージジーンズそのものの色落ち、ディテールもその時代を復刻と、それだけでは古着でもよいのでは無いか?ということになります・・・
今回のセコハンシリーズの大きな特徴は、「レングス」です。アメリカで穿きこまれたヴィンテージと呼ばれるジーンズは、やはりアメリカ人が穿いていただけあり、レングスがとても長いものが多いのです。さらには、裾に強いアタリがでているので、裾上げをすると雰囲気も悪くなり、バランスが損なわれてしまいます。日本人にとってゴールデンレングスのサイズは、29インチなのです。ただ、それらに古着屋さんで出遭うことは、まずありません・・・
そういった悩みをすべて解消させようというのが、今回のウエアハウスカンパニーの「セコハンシリーズ」です。1960年代のオーセンティックなヴィンテージのディテールや色落ちはそのままに、レングスを日本人がオリジナルパターンで穿けるように、29インチに設定しています。さらに裾はユニオンスペシャルという、アメリカの工業ミシンでチェーンステッチをかけているので、強い縄目状のアタリが発生しています。ワンロールアップでちょうどオリジナルシルエットをお楽しみいただける。今回はその着用スナップをご紹介したいと思います。
BOOTS STYLE
ベーシックなストレートシルエットの1101の32インチをブーツで着用しています。ゆるやかなテーパーシルエットなので、細身という印象を感じさせません。ワークブーツでもワンロールアップでクッションをさせずに穿くことで、すっきりとした印象です。
SNEAKER STYLE
ベーシックなストレートシルエットの1101の32インチをスニーカーで着用しています。さらにサイズアップすることで、よりカジュアルな印象になります。 あえて大げさにロールアップするスタイルもスニーカーにはおすすめです。
BOOTS STYLE
腰回りにややゆとりがあり、裾にかけてテーパードがかかった1105をブーツに合わせて32インチで着用しています。クッションをさせずに穿くことで裾にかけて細くなるラインが際立っています。
SNEAKER STYLE
腰回りにややゆとりがあり、裾にかけてテーパードがかかった1105シルエットをスニーカーに合わせて着用しています。裾がやや細めのモデルなので、ウエストをサイズアップさせ、ロールアップ無しで、ワンクッションをさせて穿くのも今の気分ではないでしょうか。