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知る人ぞ知るアメリカ西海岸の伝説的ワークウエアがいま蘇る。

「GREENEBAUM BROTHERS」の誕生
デニムの黎明期である1840年代~1880年代、ドイツからアメリカに移住したグリーンバウム兄弟はワークウエアブランド 「GREENEBAUM BROTHERS」を立ち上げた。他のブランドとは一線を画しており、デニム生地から縫製の仕様、ディテールまで、リーバイスの「5ポケット」とは似て非なるものである。知られざる「GREENEBAUM BROTHERS」のをプロダクツを紹介する。

GREENEBAUM

Lot 2214 1880 HEAVY LEATHER BOUND BROWSE

「Gジャン」の起源といっても過言ではないショートタイプの“ブラウス”。直線で縫製された肩のラインは袖山が「ゼロ」の状態で、その分だけ着用すると自然に肩が落ち、脇下に生地が蛇腹のようにたまる。これが同時代の色落ちの特徴といえるだろう。また、左右対称に配されたポケットも、この時代のワークウェアとしては珍しい部類に入る。穴かがりポタンが付く前立ての仕様は、身頃のネムリ穴(シャツ穴)はタテ方向に、そして帯部分のみがヨコ向けに開けられているのも特徴的だ。プルオーバー同様、グリーンバウムのデニムとシルエットが絶妙にマッチしているため独特のドレープ感を得ながら着用することができる1着だ

Lot 2214 1880 HEAVY LEATHER BOUND BROWSE

PRICE:35,000円+tax SIZE:36,38,40,42

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GREENEBAUM

Lot 2213 1880 HEAVY LEATHER BOUND JUMPER

直線的なシルエットのプルオーバーデニム。当時はワークウエアとしても主流であったプルオーバー型は、そのパターンも直線的なものであり、このグリーンバウムの生地も非常にマッチしていたと考えられる。オールシングル(本縫い)で仕上げられたディテールも特徴。脇マチとして補強に使用されたレザー、さらにはポケット裏には背広の袖裏のようなストライブ生地が袋布に使用されていたが、それらも徹底して再現した。19世紀終わりごろに鉱山労働者の写真でよく見ることができるプルオーバータイプもこのような”ジャンパー”である

Lot 2213 1880 HEAVY LEATHER BOUND JUMPER

PRICE:27,000円+tax SIZE:36,38,40,42

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GREENEBAUM

Lot 1228 1874 3POCKET HEAVY LEATHER BOUND OVERALL

グリーンバウムを代表するウエストオーバーオールが、この3ポケットタイプ。1874年にパテントを取得したリベット箇所を革で補強する仕様をはじめとして、コインポケットがつかないフロントポケット。立体的なL字のその形状も、明らかにオリジナルの仕様だ。デニムはこの時代には珍しく細い番手がヨコ糸に使用されたライトオンス綾(2/1綾:タテ糸2本、ヨコ糸1本の順に浮いている綾織)。オリジナルを解析すると約7.5番×16番だが、色落ちをみてもタテが強く出たものになっている。このデニムは、当時盛んだったヨーロッパからニューヨーク港への輸入生地のひとつで、おそらくフランスからのものと考えられる。グリーンバウムは輸入業者でもあり、ニューヨークにも拠点を持っていたからである。レザーによる補強については、やはり1873年のリベットの特許による影響が大きい。消費者がそのストレスポイントを購入時の比較材料にしたことは容易に想像できるため、この箇所には「スレッドリベット」をはじめとして様々な工夫が強いられた。レザーによる補強は、その現存しているアーカイブの状態にかかわらず、ほとんどのものがその箇所に損傷がないことから、その強度は頼できるものであったと考えられる

Lot 1228 1874 3POCKET HEAVY LEATHER BOUND OVERALL

PRICE:32,000円+tax SIZE:28~34,36,38

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STYLE PHOTO

グリーンバウムを代表するセットアップスタイルです。デニムの独特のドレープ感がブラウス、パンツともによく出ており、サスペンダーで吊り下げたパンツにも、ベルトでは出せないスラックスのような上品なクリースが出ています。同じデニム生地で2ピースセットアップするメリットがとてもよく表れています。
サイズ38のワンウォッシュサンプルを身長172cm、体重60kg のスタッフ土屋が着用試着しました。

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19世紀の鉱山労働者(マイナー)が好んで着用したプルオーバースタイルのクローズドフロントジャンパー。こちらは現在のようにアウターとして着用するのではなく、パンツにタックインするスタイルが本格的なワークスタイルでした。地熱に耐えながら汗まみれになって作業をするため、作業を終えるとすぐに着替え、気温差の激しい地上に戻ることを義務付けられていました。グリーンバウムのしなやかなデニムの厚みならば、このような本格的なセットアップも可能になります。
サイズ38のワンウォッシュサンプルを身長172cm、体重60kg のスタッフ土屋が着用試着しました。

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