ヴィンテージデニム市場の急激な盛り上がりは、ウエアハウスの忠実な復刻モデルへの注目度も高めている。特にこの数年、ヴィンテージ市場で希少とされるファン垂涎のモデルを積極的に復刻しており、瞬く間に完売する現象が続いているのだ。 そんなウエアハウスが、この春も注目のモデルをリリースする。バックポケットが2つになった “1901年モデル” で、No.2デニムを使ったもの。当然ヴィンテージを入手し、それを徹底解析して復刻した。独特な青みのある色合いが、このデニムの魅力だ
ヴィンテージをもとに解析した結果、XXデニムとNo.2デニムのタテ糸がともに5.85番手なのに対し、後者のみヨコ糸がやや細い10番手を使っていることが判明。また、このNo.2デニムならではのインディゴの青みを再現するため、通常の合成インディゴ染料ではなく、100%天然インディゴ(天然藍)を使用した。もちろん糸の芯まで染める「かせ染め」ではなく、ロープ染色しているため、中白のある天然インディゴデニムとなっている
ヴィンテージと同様に、ハイエンドなXXモデルのレザーパッチに対して、このNo.2モデルには布パッチが付属する
バックシンチに付く手曲げした2本針のバックルも、当時のヴィンテージをもとに忠実に再現。使い込むごとに経年変化する
この時代はまだヨーク部分に巻き縫いが使われていなかった。そのためテーラリングの技術を応用した折り伏せ縫いが使われていた
1873年に特許を取得して以降、リーバイスの象徴だったリベット留め。当時と同様に「頭潰し」がされたリベットが施されている
ウエストバンドは、シンチバックの辺りで接がれている。これも当時の仕様。生地幅が足りずにこのような処置がされたのだ
フロントポケット口のカーブにも注目。後年のモデルよりもやや口部分が狭い仕様。中のものが落ちにくいワークウエア仕様
No.2デニムらしい青みの強い色合いは、経年変化するとさらに強調されていく。 裾はオリジナルと同様に本縫い仕様になっている
オリジナルはインシームも切りっぱなしの脇割りになっているが、穿いていくうちに解れていくためオーバーロックで縫製している
ボタンフライの比翼裏は、当時のオリジナルは切りっぱなしだが、どんどん崩壊していくため荒めのオーバーロックで縫製している
PRICE:34,000円+tax SIZE:28~34,36,38
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