ウエアハウスから続々と新商品が登場。話題のスタジャンをはじめ、新作ジーンズやスウェットなどオーセンティックなプロダクツながら、どれも時代背景を考慮しながら忠実に作られたものばかりをお届けします。
デロング社のアワードジャケットをベースとし、実在するヴィンテージの個体をトレースしているため、ハイスクール名やフットボール部に在籍した選手名まで再現した一着。持ち主だった選手の輝かしい経歴が装飾として施され、背面のドラゴンはチェーン刺繍、トランプはサテン生地を使うという凝った意匠からも選手の個性が読み取れる。元になったジャケットの身頃は、ウール生地が裏使いされているため目が粗いのが特徴で、その仕様も忠実に再現している。
胸にあしらわれた刺繍から’89年にアメリカンフットボールにてチャンピオンに輝いたことがわかる
ヴィンテージの個体に倣いボディはウールメルトンを裏使い。粗い目となっているのが特徴
ヴィンテージと同様に相良刺繍で仕立てられた立体感が特徴のレタード。フットボールの刺繍も忠実に再現
ヴィンテージの中でも特殊なディテールを持つレアな個体を忠実に再現するDuck Digger(通称DDシリーズ)。シリーズ初となる紙パッチを採用したジーンズは、いわゆる最終型と呼ばれる1967年のモデルを再現したもの。時代感に合わせてバックポケットに使われる隠しリベットは省略されているが、前立てのボタン裏に隠しリベットと同じリベットが採用されているというレアな仕様を再現している。スタイルは当時のトレンドを反映させたやや細身のテーパードシルエットとなっている。
セルビッジ生地はコインポケット部分にも使われる。これも当時の時代ならではの仕様を再現
隠しリベットが省略された仕様も忠実に再現。その部材は前立てのボタン裏に使われる
最終型モチーフとしているためパッチの素材は紙で表現。ダブルネームの印字も忠実に再現する
1930年代のアスレチックウエアの素材がウールからコットンに切り替わる時代のスウェット黎明期の仕様を再現。前後差のないネックラインや 肩部分の“わさ” になった仕様、特徴的な袖リブなどレアなディテールが盛り込まれている。すべてのリブはつなぎ目のない仕様を踏襲している。
前後にV型のガゼットをあしらった仕様は、通称“両V” と呼ばれ、ヴィンテージ市場でも珍重されるディテール
独特な袖リブのカッティングは’30年代ごろのスウェットに見られる仕様。つなぎ目のないリブも特徴のひとつ
両脇部分で前後の身頃を縫製しているため、肩部の縫製が無いのが特徴。ウール時代の名残を感じられる仕様
1960年代〜’70年代のモデルをイメージした配色と毛足の長いスウェードは、履き込むことでさらに風合いを高め、独特のムラのある表情を生み出す。オールドスニーカーの魅力のひとつともいうべきラバーテープも当時と同じ工程で再現し、縫製も細かく施すことでデッドストックのような佇まいに仕上げている。
毛足の長いスウェードのアッパーは履きこむことで風合いを高め、独特のムラ感を生み出す
土踏まず部分の通気孔としてのハトメはフォクシングテープごと打ち抜き、クラシカルな仕様を忠実に再現
グリップ力とクッション性に優れた生ゴムのソール。ウエアハウスがオリジナルで型を作成している