ウエアハウスの春アイテムの中で、いよいよ注目のオーバーオールが発売される。トラウザーに簡素なエプロンを組み合わせたようなローバックスタイルが特徴で、アイテム名にもある通り、“世紀の変わり目”つまり19世紀終わりから20世紀初頭に作られたと推測される、クラシックな1着だ。 当時はシャツにこのようなオーバーオールを重ね、カバーオールではなくサックコートと呼ばれるシンプルなジャケットを羽織っていた。縫製はすべて本縫い。背面や股部分など負荷のかかる箇所には、生地をあてるなど牧歌的であるが丁寧な仕事がなされていた。当時は大量生産ではなく、まだテーラーのような仕立ての時代だったことが、そういう点からもわかる。 もとにしたヴィンテージは、酷使と日焼けによるダメージを補修しながら使い続けたのだろう。その佇まいは唯一無二だ。ブランド名はCOOMBEMINERSVILLEととボタンにある。そんな100年近く前のモデルを、いまっぽくTシャツにゆる〜く合わせて楽しんでいただきたい。
ビブポケットはなく、バックポケットは右側のみ。バックシンチは付くが、非常にシンプルな仕様だ。この時代のものは、ウォバッシュなどSTIFEL社の生地を使ったものも多く、デニム生地を使ったモデルは意外と珍しい存在
当時は生地幅が非常に狭かったため、生地の端から端までをそのまま使う型入れが採用されていたことで、至るところにセルビッジが使われている。それもすべて再現した
ストラップの作りはかなりシンプル。この時代はバックルもかなり簡素で、手曲げの2本針バックルが使われていた。それも当然再現している
ローバックスタイルのウエストバンドは中央部にV字の切れ込みがあり、バックシンチも装備。これも20世紀初頭までのモデルに見られる仕様のひとつだ
フロントポケットは曲線ではなく直線的なカッティング。右側のみコインポケットも付属
ボタンはすべて打ち込み式。小股も同様でこの時代らしい格子状の柄入りのものを使用
PRICE:35,000円+tax SIZE:30,32,34,36,38
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